2011年4月27日水曜日

Japan is SAFE. What we should do now is…

Summary:We would like to say that Japan is SAFE and please visit Japan from all over the world. 
After a month from the earthquake in the northeast of Japan, Tokyo Disney Land was reopened and The Tokyo Disney Sea will be reopened on the 28th of April. The life in Tokyo is getting better day by day. On the other hand, the affected area is still in tough situation.
Most of the people from other countries left Japan in the aftermath of the earthquake. Finally I see many people who came back from other countries or cities in Japan.

I have the emergency supplies in the backpack and the bottles of water since the earthquake happened, because we have to think about next huge earthquake in Tokyo all the time.

What we should do now is brownout, because the Fukushima nuclear power plant was damaged by tunami. There are serious concerns for coming summer. Every family has to save 15% of normal electrical power. So we should try the day light saving time this summer in Japan. 


Tokyo
April, 2011

今朝の情報番組で、日本への外国人旅行者が減少したままなかなか回復しないので、日本の安全性を海外に広めたいというような内容が報道されていました。私も同感です。

東京ディズニーランド“Tokyo Disney Resort”は既に通常営業となり、28日からは東京ディズニーシーも運営を再開すると報道がありました。もちろん、広範囲で被災地はまだまだ厳しい状況のままであることも事実ですが、日本全体として考えれば、以前と同様、私たちは安全に暮らしています。

昨日、近所の公園の前を通ると、久しぶりに欧米人家族が小さな子供を連れて遊んでいるのを見かけました。ようやく一時滞在先から戻って来たのかもしれないと思いました。

先週末には外国人の多く住む地域を散歩していると、以前のように外国人の家族を見かけるようになりました。仕事の関係で滞在していると思われる欧米人家族の姿はよく見かけますが、地震が起こる前までたくさん来日していたようなアジア諸国(中国・韓国・台湾)からの団体旅行客は、今のところキャンセルになってしまっているそうです。
きっと個人旅行者が東京の様子を見ると、あまり変わったところがなくて驚くかもしれません。しかも浅草や築地などの人気の観光名所も空いているので、遊びに来るのには絶好の機会かもしれません。

東日本大震災後、東京近郊に住む人々でさえ、一旦自宅を離れて、安全な関西圏へ非難する現象が起こりました。東京にいても多くの余震や一時的な食料不足による不安やストレスが多いので、早々に脱出したようです。ちょうど連休や春休みと重なったので、旅行に出かけてリフレッシュできたという友人たちもいました。

日本人でもそんな状況でしたので、本国のある外国人にとってもきっと不安で、一刻も早く日本を抜け出したいと思ったことでしょう。

しかしそんな状況は時が経てば沈静化し、6週間が経過した現在では大震災以前と変わらない生活を送ることができています。大きく変わったことは、災害に対する意識が余計に強くなったことだと思います。東京に住む私たちでさえもある程度の規模の地震を経験したことは、大きく影響していると言えます。そうは言っても、もともとが地震の多い島国なのですから。。

我が家でも今まで準備をしたことのなかった防災グッズを用意しました。いざと言うときに、何を持って避難所へ行くべきなのか…また東京に直下型大地震が来た場合、家の中はどのくらい凄い状況になるのか…想像を絶します。
取りあえず必要な物を用意したつもりでも、リュックサックはパンパンで、そんな重い荷物を持って、地震後の不安定な建物の10階から非常階段を降り、しかも避難所まで歩かなければならないのですが、果たしてできるのでしょうか。。。

せめて飲み水だけでも常に確保しておこうと、ペットボトルの水は用意するようになりました。原発の影響で水の安全性が問われていますので、できる範囲で料理にも利用しています。
特に乳幼児や成長期の子供を育てている場合は、気にせざるを得ない状況です。友人たちと話をしていると、どのママたちも情報に過敏で神経質になりすぎている感じはします。将来の我が子の健康を守るためにも親は必死なのです。

私たちにできること、しなければならないことは、やはり節電だと思います。我が家の先月の電気料金がその前の月に比べて20%下がりました。単純な比較はできませんが、地震直後からの計画停電のこともあり、エアコンの利用は極力控えました。寒い場合は上着や毛布を膝にかけて、なるべく点けないように心掛けました。友人とメールで連絡を取ると、やはりその友人もエアコンの使用を控えているとのことなので、何とか切り抜けることができました。自分だけが…と思うと辛くなるところですが、同じように考えている人がいると分かると安心できるものです。

経済産業省の4月21日の発表で今夏は、一般家庭で15%の節電が必要とありました。今の季節は過ごしやすく日中も丁度良い暖かさなのですが、これからやってくる梅雨と夏の蒸し暑さを考えるとどこまで節電に取り組めて、果たして耐えられるのか心配なところです。

街の派手な照明や大型スクリーンからの賑やかなコマーシャルが消えて、個人的には静かで良くなったなと思う面もありますが、デパートや飲食店を始めとするほとんど全てのお店が節電をしなければならない状況は少し寂しい感じもします。

先週、夫がアメリカ出張から戻ってきました。イースター休暇中だったので、娘が以前通っていた学校はちょうど休みでした。多くの家族はどこかに出かけます。サンノゼは相変わらず、明るくのんびりした街だったそうです。

先月からサマータイム“Day Light Saving Time”に入っていますので、昼間の時間が1時間長いです。これから夏に向けて外出の機会が増え、パーティーや様々なイベントも盛んでしょうから、経済的な効果も期待できる季節だと思います。

カリフォルニアへ引っ越しをした7年前の夏、昼間がとても長くて驚きましたが、その分、外出していても安心で、気分的にも明るくなり、結果としては毎年夏を楽しんでいました。小さな子供にとっては、何時までも公園で遊びたい(夜8時を過ぎても明るいので)気持ちが強くて家に帰りたがらないことや、まだ外は明るいのに寝る時間になってしまうなど、なかなか慣れない部分もありました。娘の学校の友だちの中には、「外が明るいので宿題ができない。」とママを少し困らせるような、でもとてもユニークなことを言う子供もいました。

既に日本の企業の一部では、サマータイム制度を独自に取り入れているとのニュースを知りました。しかし社会全体が統一しないと、仕事で他社と関わる限り、結局あまり変わらないような気もします。かえって残業時間が長くなってしまうことなども言われています。
メリットとデメリットが多く言われていますが、多民族国家のアメリカで実施できているのであれば、日本でも可能ではないかと思います。導入時の混乱は避けられないかもしれませんが、現在のこのような状況であれば、思い切って実施してみることも必要なのではないでしょうか。

昼間の時間が長い方が、旅行者にとっては滞在しやすいのではないかと思います。一年のうちでも過ごしやすいこの時期、それに私も大好きな新緑が美しいこの季節にたくさんの旅行者が再び日本を訪れる日が来れば嬉しいです。

2011年4月21日木曜日

Happy Easter

Summary:We don't have fun events like the Egg Hunt in Japan. I only see some chocolates for Easter at shops.
However, I found a little Easter event, which is a flower arrangement for kids. It held at a flower shop last weekend, so my daughter made an arrangement there.
We used  to go to the park to join the Egg Hunt every year. Also, we went to our friends house to dye and decorate eggs in California. My daughter said it was really fun. This was an exciting spring event for her.

April, 2009
先日のブログにも書いたとおり日本で春の訪れを感じるのは桜の開花頃ですが、アメリカではイースター“Easter”(キリストの復活祭)のようです。Valentine's Dayが終わると、お店の中は一斉に春のデザインに変わります。アメリカのイベントは濃い色のイメージ(クリスマスは赤と緑、ハロウィンはオレンジと黒など)が強いですが、イースターで使われる色彩は、黄色やオレンジやピンクに黄緑などの淡い色で、デザインはうさぎやひよこにたまごなど可愛らしいものが多いです。春のイメージカラーは日米共通なんだなと、毎年見ているだけでわくわく楽しい気分になったものです。

イースターのためのカードやキャンディーやバッグ、それに春らしいデザインの小物など、お店には数々の品物が置いてあります。プラスチック製のたまごやたまごに色を付けるための道具セットもたくさん売っています。

子供服のお店では、たくさんのカラフルなドレスを見かけます。Easter Sundayの当日は、子供たちは春らしいふんわりしたロング丈のドレスを着て教会へ行きます。

日本では一般的にイースターのために何かをするということはないので、カリフォルニアへ行くまでは全く何も知りませんでした。最近では、イースターのデザインのお菓子を見ることがありますが、アメリカにあるようなテーブルウェアや小物などを見かけることはほとんどありません。

April, 2011
先週、娘はお花屋さんの子供向けイベントでイースターのアレンジメントを作りました。春らしい黄色のガーベラやオレンジのアルストロメリアと白いカーネーションを使い、たまごの飾りは水色の粘土で小さくたまごの形に作ったもので、竹串に刺して最後に飾りました。日本ではEgg Huntのような楽しいイベントはありませんので、懐かしく思い出しながらダイニングテーブルの上に飾っています。




Murdock Park
April, 2006
Egg Huntに初めて参加したのは、San JoseのMurdock Parkでした。公園には教会のボランティアの方が写真を撮ってくれて、帰りにはプリントした写真をもらって帰りました。このイベントも全て教会のボランティアの方々によって催されていました。

この時期のショッピングモールにはEaster Bunnyがいて、小さな子供たちが写真を撮っている様子をよく見かけます。春の人気者といったところでしょうか。

イースターのイベントは、私たちの住んでいたコミュニティーでも毎年開かれていました。事前に、Egg Huntのボランティア案内のチラシが回ってきて、「プラスティック製のたまごがある方は持ってきてください」とか「たまごの中にキャンディーや小さなおもちゃを詰める係」や「当日、たまごを準備する係」などのボランティアを募集していました。

Egg Hunt
April, 2006
色とりどりのプラスチック製のたまごが芝生や少し離れた茂みの中や木の幹や根元にもたくさん置いてあり、それを子供たちは一斉に拾い集めます。開始時間の少し前に、年齢の幼い子供たちが呼ばれて、次に少し大きな子供たちというように年齢順に並んで待ちました。
娘が幼い頃は、一緒に芝生の上のたまごを拾い集めるのを手伝っていました。子供と同じように見つけて拾うだけのことですが、意外に大人も夢中になって楽しんでいました。
当時の娘は、たまごよりもおもちゃを集めることに興味があったようです。

つい先日、Valentine's Dayでたくさんのキャンディーをもらったと思ったら、どの子供もまたバッグ一杯にキャンディーや小さなおもちゃを抱えて満足そうでした。

ある年、友人のHeidiに招かれて、初めてたまごの色付け“Egg Dye”をしました。ゆでたまごに専用の染料で色を付けて、絵を描いたり、シールを貼ったりします。子供たちはアートを楽しむ感覚で熱心に飾り付けをしていました。

イースターの朝、子供たちは起きると家の中や庭へ出て、Easter Bunnyによって隠されたというたまごを探し回るそうです。また、お菓子やおもちゃの入ったイースターバスケットももらえるので、子供にとっては幸せな日曜日だと思います。

大人の優しい遊び心が、子供を楽しくさせるアメリカならではの習慣だと思います。日本ではなかなか出来ないことかもしれませんが、楽しい思い出のイベントの一つとしていつまでも娘の心の中にも残っていることと思います。

2011年4月17日日曜日

The Ballet Recitals

Dance Attack!
Sunnyvale, CA
日本へ帰国して始めてのバレエ発表会がありました。バレエ学校に入学したのは、昨年の7月です。帰国直前の6月最初まで、カリフォルニアのバレエスクールに通っていたので、あまり間を空けないで続けさせたいとも思い、近所のバレエ学校の見学をしてからすぐに入学することを決めました。

小学1年生と2年生が一緒のクラスでしたが、初めて練習を見学したとき、一人一人が真剣で全員のレベルの高さに驚きました。その日の生徒は、1年生と2年生が合わせて22-23人くらいいたと思いますが、先生はメインの先生1人とアシスタントの先生2人が個人別にとても丁寧に指導していたのが印象的でした。

発表会の1ヶ月程前に東日本大震災が発生し、追い込みの練習時期にもかかわらず、翌一週間は休校となってしまいました。娘の学年は練習が再開しても直前まで全員が揃いませんでした。12人で踊るので、先生方も子供たちにとっても練習し難い状況だったと思います。どうにか本番では、全員揃って舞台に立つことが出来て、全員が堂々と踊っていました。一度切りの本番ですので、もう一度やり直すことなどできません。練習では上手く踊れたいたはずが…本番で少し上手くいかなかった娘は、舞台上での本番の難しさに多少気付いたようでした。(と思いますが…)

4月に入っても、M7規模の余震が続く中、発表会のあった週末だけはどうにか大きな余震もなかったのは幸いでした。そして週明けの月曜日、震災から丸1ヶ月が経過して先月の出来事を再び思い返していたところに、M7.1の余震が福島で起こり、東京も震度4の揺れがありました。また写真立てが棚から落ちて来ました。本当にもうこれ以上、被害が大きくならないことを祈っています。。

Memorial Park
June, 2006

娘のバレエの発表会の話に戻りますが、初めてステージに立ったのは、3才半の頃です。当時通っていたDance Attackでは、年度の終わり(夏休みに入る前)にリサイタルがありました。その年は、Memorial Parkの野外ステージで"Penguin Dance"をタップシューズで踊りました。Ballet&Tap Classにいたので、バレエとタップダンスの両方を習っていました。幼いころから娘はあまり緊張するタイプではなかったようで、むしろ楽しく踊っていたようでした。小さなペンギンたちのお遊戯みたいで、それぞれが自由に踊っていました。

Foothill College
June, 2007


翌年は、Foothill CollegeにあるTheatreでの本格的なステージ上で初めて踊りました。そのときは、バレエシューズで"What a wonderful world"の曲に合わせて踊りました。3-4才のクラスなので、まだみんなあどけなくてでもとても一生懸命で可愛らしかっです。
リハーサル1日と本番が2日ありました。





Memorial Park
June, 2008

Dance Attackでの最後の年は、再びMemorial Parkでの野外ステージでした。初夏のシリコンバレーは太陽が眩しくジリジリ照っているので、とても暑いです。娘は、Ballet&TapとPre-balletの2クラスを取っていたので、2度出演しました。







Memorial Park
June, 2008
Dance Attackでは、小さな子供でもクリスマスイベントでダウンタウンのストリートショーに出たり、老人ホームで踊ったこともありました。舞台経験だけは人並み以上かもしれません。

娘は踊りが好きで、Dance Attackに行き始めた2才の頃から、家の中だけではなくて外出先でも踊っていました。娘が3才頃のことだったと思います。ある日、娘とTargetに買い物へ行くと、いつものように娘は広い店内を自由に踊っていました。するとアメリカ人の女性に"I love your dance!"と声をかけられました。でも気持ち良く踊っていた娘の反応は、"………"で、ちょうど自我が芽生えた時期で難しい性格(?)だったのか、すっかり気を悪くしてしまいました。せっかく褒められていたのに…

娘がダンスを本当に好きになったことのきっかけは、"Shall We Dance?"だと思います。アメリカで買ったRichard Gere主演の映画で、Jennifer Lopezの華麗なダンスを毎日のように何度も繰り返し観ていました。個人的には草刈民代さんの日本版の映画も好きですが、アメリカ版にはアメリカらしいユーモアもあって多少違う設定場面もありますが、家族で楽しめる内容だと思います。

娘が5才半の頃には本格的にクラシックバレエを習わせたいと考えて、Western Balletに通うことになりました。Western Balletでは2年間、年末の"The Nutcracker"以外にも"Children's Recital"に2度出演しました。華美な衣裳ではなく、練習用のレオタードで、踊りも練習曲を中心に作られたものでしたので、日頃の練習の成果を発表するのが目的のようでした。
当然、参加費は必要諸経費程度で、日本の豪華なバレエ発表会と違って、低学年の生徒らしい質素なものでした。

今はマンションに住んでいるので下の階のご家族に私の方がとても気を遣いますが、それでも娘は気の向くままに踊っています。
今まで経験したバレエスクールでは、たまたま娘の年齢と興味やそのクラスの先生との相性が良く、楽しく通うことができました。
これからは技術的な練習がたくさん必要となります。小学校3年生になり、練習内容も昨年より難しくなりますが、何時でも何処でもバレエが好きである限り、これからも続けてもらえればと思っています。

2011年4月5日火曜日

The cherry blossoms “Sakura” are blooming and Spring has come!

Summary:Every April is a beginning of the year for the schools and the companies in Japan. They have ceremonies for the new students and the new recruits when the cherry blossoms “Sakura” are blooming. My daughter never had ceremonies at Preschool and Kindergarten like Japanese schools.

Every year we go to the park to watch the cherry blossoms and have a party for drinking and eating some foods. On the other hand, there wasn't a party like Japan in the U.S..
I am looking forward to seeing the season of cherry blossoms this year. However, we have to hesitate to have a party with cherry blossoms because there are still many disaster victims from the earthquake and the tunami.

We went to the cherry blossom festival in Cupertino, California some times. There were some Japanese cultural events during the festival such as foods, shops, Japanese Tea Ceremony, Japanese Classical Dance, Aikido and Taiko Drum. One of my friends told me that she loves Taiko Drum. It looked like popular whenever I see the Taiko Drum show.

The cherry blossom is a seasonal tradition and also a bridge between Japan and the U.S.. I hope that many American people will visit Japan and enjoy the cherry blossoms in full bloom in the future.

Cherry Blossom in Tokyo
April 4, 2011
長い冬が終わり、少しずつ春の訪れを感じる季節になりました。東京の日中の気温が15度前後(60F)になると、春らしい暖かさを感じます。
日本の4月は企業や学校にとっては、一年の始まりの月です。入学式や入社式シーズンのためか、4月最初の土曜日の朝、駅前にはスーツ姿の学生や人々が多く見られ、山手線は平日に近い混雑だったので驚きました。

アメリカでは春の訪れをイースター“Easter”(キリストの復活)と共に祝います。また学年が進級する新学期は夏休み後ですので、日本とは大きく異なります。
かつて娘のプリスクール*の初日には日本のような入園式はありませんでしたし、キンダーガーテンの始まりの日にも入学式はありませんでした。初日には学校で予め用意するように指定された文房具などの持ち物を持って、そのままクラスへ向かいます。娘は自分の名前が机の上に貼ってあったので、見つけるとそこに着席して始業時間まで待っていました。
一方で娘は小学校1年生のとき、サンフランシスコ日本語補習校にも入学したので、日本の伝統的な入学式を体験しました。在校生に迎えられ、学校の体育館ではきちんと整列して校長先生などのお話を聞きました。

暖かい日が続くと東京では4月の初めには見頃を迎える桜の花は、今年は場所によってはまだ蕾の方が多いほどです。入学式は4月2週目からの所が多いので、桜の満開時期と重なるかもしれません。

東日本大震災直後ということもあり、毎年恒例のお花見と称した宴会は自粛モードという報道もありました。 この時期は新入生や新入社員を歓迎する意味で開かれることが多いので、主催する側も身長に検討する必要があると思います。
個人的には久しぶりに桜の季節を日本で迎えられるので楽しみにしていましたが、こういう時期ですので被災地の方々のことを考えつつ、桜を楽しむべきではないかとも思っています。

カリフォルニアでは日本のように巨大で立派な桜の木を何本も連なって見ることはありませんでした。サンフランシスコの通りにも桜の木はありますし、公園でも所々、見かけます。けれども日本でよく見られる光景である桜の木の下でレジャーシートを敷いて座り込み、お酒を飲んだりお弁当を広げたりすることはありません。歌を歌ったり踊って騒ぐことなどは考えられないことです。

毎年、CupertinoにあるMemorial Parkでは、Cherry Blossom Festival**が開催されます。と言っても、その桜祭りが開かれるのは4月下旬か5月初旬です。その頃にはすっかり暖かくなっているシリコンバレーでは、桜の咲く時期はとっくに過ぎています。初めてそのお祭りのことを知ったときは、日本のお花見のイメージが強くあったので、とても違和感がありました。お祭りは2日間開催され、公園には日本やアメリカの食べ物、雑貨などたくさんの出店で賑わっていて、ステージではお琴や尺八や三味線、それに和太鼓の演奏、合気道のパフォーマンス、茶道や日本舞踊にフラダンスなどが催されます。出演者は、日系アメリカ人や日本人に加え、もちろんアメリカ人などもいます。

Nihonmachi Street Fair, San Francisco
August, 2007
ある年、友人たちとステージを見に行ったとき、そのうちのアメリカ人の友人が、“I love Taiko Drum.”と言っていました。確かに太鼓の演奏のときには、あちこちから大勢観客が集まって来ました。日本人である私も聴き入ってしまうほどの荘厳な太鼓の音色が、遠く離れた地でも日本の伝統文化として受け入れられていることにとても嬉しく思いました。和太鼓演奏をよく知らない娘もとても気に入っていたようで、サンフランシスコの日本町で開かれていたNihonmachi Street Fairにたまたま行ったとき、和太鼓の演奏が始まると立ち止まって演奏をじっと見つめ、その音色に聴き入っていました。日本人としての本能なのか、アメリカ人的な感覚で日本文化に興味を示していたのか…どちらにしても和太鼓は人々の心を強く惹きつけるのだと感じました。

合気道は厳格な武道としてのイメージがありましたが、そこではアメリカの音楽に合わせて、ショー仕立ての演出になっていました。全てが日本ならではの方法ではなくても、アメリカにいる多くの観客が興味を持つ楽しい演出でパフォーマンスを披露することが日本の文化を広めるきっかけとなるのだとも考えさせられました。

桜は日本の風物詩としてだけではなく、アメリカにおいては日本文化を広めるための大切な役割を十分に果たしています。でもいつか、アメリカに住む多くの人々にも日本の素晴らしい桜を観てもらえる日が来ればと願っています。

被災地の皆様にとっても、桜の花が疲れた心身を少しでも癒すこととなりますことを願っています。

*プリスクール:ブログ内 Playdates make you learn more about America 参照

**Cherry Blossom Festival:他にもサンフランシスコのJapan Town Northern California Cherry Blossom Festival 参照